前回は大雑把に霊体の性質に関して触れておきました。
今回は、もう少しそれを掘り下げてみたいと思っております。
ここの再度書いておきたいのが、人間の霊体及び、その霊と言われる事象自体が非常に複雑な様相をもっております。
それは人間の肉体もしくはそれ以上に複雑なものです。つまりはミトコンドリア、神経、血管等医学に従事している方々以外既に把握する事が難しい我々人間の肉体同様に複雑なものです。
それを全て把握するには、勿論長い時間を要します。多くの場合すれなりに真剣に向き合わない限りは、到底それを把握する事は不可能に近いのです。
しかし、近年のスピリチュアルブームに乗じて派生した様々なヒーラーの方々や、ヒーリングセミナー等のプログラムを見ていると、非常に短期間のものが多く、果たして本当にヒーリング等出来るのか?
という疑問を否めません。
つまりは、人間のヒーリングを行う際も、この霊自体の性質や構造、及び人間の肉体に関連する霊体の様相を把握する必要がございます。
通常西洋医学に従事し、お医者様を目指されている方々であれば6年間大学に通い、更には研修医として従事する期間も含めるとかなりの時間を勉強に費やします。
それは現時点の人間社会において、把握出来ている肉体を理解するだけでそれだけの時間を要するという事です。
それでは、霊的なヒーリングを行う人間であった場合、もっとそれが短時間で習得可能なのか?という事に関しては大きな間違いであります。
霊的なヒーリングを行う技術の習得を望む場合においても、6年間もしくはそれ以上に霊的知識を習得する為の時間を要します。
少し話がずれてしまいましたが、これ程霊的存在と言うものも、人間の肉体同様に複雑であり、それなりに学ぶ姿勢が無いと到底知る事は出来ないと言う事を書く必要性があると思いました。
霊的成長の目的に話を戻したいと思います。
霊的成長を何故人が望むのか?詳細まで書いていくと上記に記載した事でありますので長くなりますので単純に書きますと、人間が二本足で立ち上がり、同時に言葉を発そうと努力していたのと同様の事であります。
ただし、霊的成長が肉体における成長や物理的な成長との大きな違いは、人間が死と呼ぶ物理的肉体の終焉にて崩壊するものではありません。
霊的成長は、自らの存在のみならず、最初個体の成長であっても霊的成長をもって自らが個体であった時に遂げた成長は宇宙全体に影響します。
これが、どの様な作用で行われるのか次回書いていきたいと思っております。